「悪人」「怒り」「横道世之介」と数多く映画化もされている小説家吉田修一さんの旅のエッセイ。
実は、これANAの機内誌“翼の王国”に連載していたエッセイをまとめたもの。
なんだか聞いただけで、すでに機上に居て今から離陸する気持ちになりませんか。
1話が見開き数ページなので、興味のあるタイトルから読み進めよう。
私が真っ先にページを開いたのは「旅先でまずやること」。
旅慣れた著者が旅先でまずやることってなになに?と。
カンボジアのアンコール・トムという王都を訪れたときの出来事。
西洋人男性が、その土地の方が敬ったり信仰している遺跡にまたがり写真を撮ろうとした。
注意をしても現地の人はこういうことをしてはダメだけど、観光客はOKというご都合主義で、
現地の人々が大切にしているものを踏みにじる行為に出くわしたそうです。
「訪れた国や人に敬意を払わない人間は、こうやって出会った人の記憶まで汚すのだ」
私もタイの王宮で同じような体験があり、とても共感できます。
今でもそこの思い出は真っ先にその嫌な経験のほうが出てきてしまいます。
人が大切にしているものは、自分にとっては何でもないものでも汚すようなことは
してはいけない。旅先だと、無意識に無礼なことをしてしまっていることもあります。
間違っていても素直に聞く耳があれば、お互いあとくされは残さず済みますよね。
また、こんな旅やってみたいと思ったエピソードが台湾編。
私は洋楽が好き、中でもお気に入りのアーティストがマルーン5です。
作者の吉田修一さんもどうやらそのようですが、彼は無精も手伝ってどうにもLIVEチケットを入手できない。
ある時、台湾旅行に行く期間に彼らの台湾公演があるらしいと知り、チケットを調べてみると、、、
取れた!
日本では販売と同時に即座にチケット完売となるが、どうやら他のアジアの国はのんびりしたものらしい。
これには私も胸がときめきました。
台湾旅行を兼ねてマルーン5のライブって最高か♪
他の国はのんびりしてるって知ったときは、地球規模でなんだか日本地図が思い浮かびました。
各国のライブ会場の雰囲気をその国の人と旅先で楽しむ。
まだやったことないんですが、私のやりたい旅の1つです。
どんな旅がみなさんの思い出の1ページになるのでしょうか。
まずは、この本で離陸準備ですね。